株式投資は短期的な値上がり益よりも配当再投資により複利で保有株数が増えていくことが一番重要です。言葉で説明するよりも以下のグラフで説明したほうが分かりやすいでしょう。
縦軸は株価、横軸は経過時間です。
・毎年毎年株価が倍になるA
・長年低迷が続いて5年目に一気に株価が16倍になったB
いずれも利回りは常に5%、毎月一定額(10万円)+昨年の配当を再投資するとしたら最終的にどちらのほうが利益を生んでくれるでしょうか。
第一印象はAの方が良いかもしれませんが、少し考えれば分かるように最終的には下のグラフのようにBの方が圧倒的に利益を生んでくれます。
Aではまず10株購入できますが、翌年には2万円に値上がりしましたから配当を含めても5.25株しか購入できません。3年後には2.88株、4年後には1.7株、最終年は年後には1.12株となります。そのため、最終的な保有株数は21株で配当を除いた総資産は335万円となります。
Bではまず10株購入した後、2年目・3年目には11株、4年目には12株も購入できるので、最終的な値上がりを最大限に享受できるのです。
もちろんこの投資方法には落とし穴があります。それは最終的に株価が上がる銘柄を見つけるのは難しいということです。今は人気がないけれど本質的な価値がある株を見抜けることができるかどうか、これがこの投資法のポイントとなりますね。
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